バレットタイムはSFXの一つで、被写体の周囲にカメラをたくさん並べて、アングルを動かしたい方向にそれぞれのカメラを順番に連続撮影していき、被写体の動きはスローモーションで見えるが、カメラワークは高速で移動する映像を撮影する技術、またはその効果を指す。タイムスライス、マシンガン撮影 ともいう。また、並べたカメラを一斉に同時撮影すると、被写体は静止したままでカメラアングルだけが動く映像が作れる(『マトリックス』で、モーフィアスが足に弾丸を受けるシーン)。
映画『マトリックス』(第1作)で使用され話題を呼び世界に広まり、2000年代前半でこの手法を取り入れた映画やCMが多数登場した。この手法の欠点は、ある一つのシーンを創る際の準備作業が膨大なものになり、なおかつ現場での柔軟な変更が難しい事で、そのせいかマトリックスシリーズでも、二作目以降は、この手法よりも俳優をコンピューターで全身スキャンしてデータとして取り込み、画面の中にCGで再構成させるという方法をかなりのシーンで採用している。
映画「ソードフィッシュ」では「30秒マシンガン撮影」の大爆発シーンが話題を呼んだ。
また、シルベスター・スタローン主演の映画「ドリブン」でもこの手法を取り入れた爆発映像があったが、カットされてしまった。この映像はDVDのメイキングで鑑賞することができる。
また、2000年代前半に日本のプロ野球中継で、「アイ・ビジョン」と名づけられたマシンガン撮影の手法が導入された。東京ドームで導入され、並べられたカメラは「マトリックス」などで使われていたスチールカメラではなく、業務用のビデオカメラであり、リプレイシーンでは映像の再生速度に関係なくアングルが「バレットタイム」のように移動できるということが話題を呼んだが、短期間のみの導入で現在はこの中継法は行われていない。
映像配信方法が取られたMax Payneやニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド、Virtua Cop 3などのコンピュータゲームにも取り入れられており、特に前者は人気を呼んでいる。
出典:Wikipedia(バレットタイム)